創業の経緯
1999年、創業者の小川義行が、弊社の前身であるテックオガワ株式会社を設立。
自身の「①母親の介護」、「②前職(リフォーム事業)での疑問」、「③2000年公的介護保険制度の施行」を背景に、『住宅事業を通じて健康的なシニアライフを創造する』という理念を掲げ、バリアフリー・リフォームというシニアを対象とした住宅リフォーム事業からスタートしました。
1母親の介護
創業者小川の母親が59歳という若さで脊髄小脳変性症という難病を発症し、自宅での介護を行いました。進行性の病気により低下し続けるADLに対し、何とか在宅生活を続けさせたいという想いから、前職の住宅リフォーム業の経験から自宅の手すりを改修し、自立して移動できる環境を整え、運動プログラムを実施。これらにより急激に低下していたADLが緩やかな低下に抑えられました。この母親の介護を通じ、住環境と身体介護の支援を通じて、在宅生活の継続を実現できることを経験しました。
2前職(リフォーム事業)での疑問
前職での住宅リフォーム事業の主な顧客はシニア世代が中心でした。シニア世代の方々は、お子様が独立し、退職後のシニアライフに向けた準備として自宅をリフォームされます。
当時トップセールスであった小川が、全国のお客様から住宅に関わる不安を聞いて回る中で多かったのが、当時の公共施設ではバリアフリー化は進んでいた一方で、自宅は全くバリアフリーという概念がなく、手すりや段差などセカンドライフを迎える住環境に大きな不安をお持ちになっているということ。そこに大きな社会的なニーズがあることに気づきました。
32000年公的介護保険制度の施行
2000年公的介護保険の施行を見据え、高齢者の介護を社会で支える環境が制度として確立され、その中で住宅改修が介護保険の対象となり、事業の追い風となりました。
また、措置から契約の時代となり、それまで行政中心に提供されていた介護サービスが、民間主体のサービスに切り替わる転機となりました。これにより、お客様が真に求められるサービスを提供できる環境が整いました。
その後、住宅事業を通じ、『健康的なシニアライフを創造する』ためには、住環境の改善だけではなく、身体介護などのサービスの必要性をより強く感じるようになりました。
住宅事業からスタートした弊社は、現在『ご利用者の健康維持・改善を通じて関わる人々の幸福を増進する』ことを事業目的とした通所サービス「一日型リハビリデイサービスnagomiプラス」、「半日型リハビリデイサービスnagomi」と、訪問サービス「リハビリ訪問入浴nagomi」の3つの事業を柱に展開しております。